Aquairサンプル
◆Opening 03◆青き宝石との出会い

 夜闇に紛れ目的の獲物を奪い、花火と共に早々と脱出する。
 彼女にとってそれは息をすることに等しい行為だ。
 しかし今夜は少し違っていた。

GM:では怪盗グレネードのオープニングだ。今キミはとある組織に潜入している。狙いが何かは知らないが(笑)。
グレネード:ここにある秘宝『ガラスの林檎』を取りにきたんだ。

 なんだそれは。

GM:ではキミはそれを見つけ、今まさに脱出しようとしているところだ。
グレネード:さってと、必要なものは手に入れたしさっさとずらかりましょうかね。
レイン:じゃあそこで照明がバシャッバシャッと照らされて「誰だっ!?」と(笑)。
GM:じゃあそれで(一同爆笑)。
グレネード:あら、きちんと予告したじゃない。私よわ・た・し。
GM:「くっ! 貴様、怪盗グレネード!」
グレネード:ええ、その通りよ! とそれと同時にあたりに白い煙がたちこめる。
GM:「な、なんだこの煙はぐあー」
クロード:「撃つな! 撃つんじゃない、誘爆する!」
グレネード:早く伏せないと危ないわよ〜。大丈夫かしら、そんな余裕で立っていて(笑)。
レイン:「くそ、退避しろ! 退避だ!」
クロード:「グレネードだ、グレネードが来るぞおおおお」
グレネード:そしてどこからか爆音が轟く。どーーーん。
GM:「うわあああ、爆発が起きたぞおおお」
レイン:「全員伏せろおおおおお」
グレネード:そうやって辺りに煙が充満していく。それじゃあね〜。
GM:キミはその場を脱出した(笑)。

 ノリノリでやられ役のNPCを演出しだす奴らである。

グレネード:余裕堂々と煙の中を逃げている。
GM:ではキミは脱出の途中でとある部屋に入り込んだ。
グレネード:特別な部屋?
GM:特別な部屋だな。もちろん人はいない。
グレネード:何かこの部屋にもありそうね。
レイン:調度品とかの配置が不自然でそこにちっこい金庫が隠してあるとか?
GM:じゃあそんな感じでちっこい金庫が隠してあった。

 まるで適当である。

グレネード:じゃあその金庫を開けてみる。
GM:ではその中には一つの書類が入っている。
グレネード:まぁ、逃げてる立場ですが自分に自信があるので。失敗は過去に一度だけしかないので。
レイン:ぶふっ(笑)。

 プリプレイ参照である。

グレネード:なので自信満々にそれを読みます。
GM:じゃあそこにはキミも聴いたことがある、幻の宝石、青いダイアモンド“アキュエアー”についての情報が書かれていた。
グレネード:これはまさかあの伝説のダイアに関しての調査書?
GM:調査書だな。ちなみにそのダイアは売ればいくらになるとも分からないほどのものだ。
クロード:おお〜。
グレネード:じゃあこれはありがたく頂いて、後でじっくり読ませてもらおうかしらね。そう言ってバッと懐にしまう。
GM:ではそうやってキミは脱出した。
グレネード:脱出の際に花火を上げながら(一同爆笑)。

* * *

GM:ではその数日後。そういえば普段はどういうことしてんの?
グレネード:普段はどこかの店で働いているかな。
レイン:食堂みたいなところでウエイトレスとか?
グレネード:食堂……食堂でいいか。
レイン:食堂みたいに人が多く集まるところだと情報収集がしやすいんだろう。
グレネード:うん。さりげなく情報を聞いたり。
GM:では、一人のあやしい男性がキミの元へやってくる。
グレネード:店に?
GM:そうだな。ウエイトレスをしているのなら、一回席についてからキミを呼ぶかな。
グレネード:いらっしゃいませ。どういたしましたか?
GM:「少し話がある。キミがこの前手に入れた書類に関してね」
グレネード:……あら、そこまで知っていらしたんですか。
GM:「いや、少し噂で聞いてね」
グレネード:場所を指定してから、ええ、ではそちらで会いましょう。
GM:うーん、そうだな。「そこまでする必要はないよ。ちょっとキミに教えたいことがあるだけだ」
グレネード:そうですか。それはいったい?
GM:「その書類に記されていたものはクラン=ベルにある。まぁそれだけだよ」
グレネード:そういうことですか。
GM:そう言って彼は店を出て行くよ。
グレネード:見送って。怪しくはあるけど、やらないわけにはいかないわよね。あ、普段は目が光らないようにしているんで(笑)。
GM:そりゃそうだ(笑)。
グレネード:バレるからね(笑)。

* * *

GM:では更に数日後。キミは今クラン=ベルの町にいた。
グレネード:目的のものの調査? それとも実行?
GM:そうだな。調査は既に済ませ、ダイアがあると思われるところまで突き止めた。それは町外れの船工場。
グレネード:なら予告を出そう。
GM:予告を出す?
グレネード:うん。
GM:ならキミは予告を出そうと船工場に向かった時。西の方から何かが飛んでくる。
レイン:(噴出)ぶふっ!?
グレネード:(声を震わせて)あ、あれはまさか……!
GM:嫌な汗が流れる(一同爆笑)。
グレネード:ちょっと、避難しなくちゃダメじゃないのおおおおお!?(笑)
GM:そして、「避けてええええええええ」という声がどこからともなく聞こえた気がした(一同爆笑)。
クロード:(ナレーション風に)キミは知っている。アレは落ちるものだと。
グレネード:そして過去にすごい嫌な経験をしたことまで記憶している。
レイン:では怪盗グレネードの横を、ぎゃああああああとか言いながら落ちていきます(笑)。
GM:そして、その飛行機は、キミが予告を出そうとした船工場に頭から突っ込んだ。
レイン:ずどーん。うわー(一同爆笑)。
グレネード:…………これは、チャンスなのかもしれないわね。キラーン。(←目が光ったらしい)
GM:(笑)。じゃあそんなところでシーン終了。

 何やら騒がしいことになってきた。
 それに思い出したくも無いアレまでやってきている。
 それでも狙ったものは逃さない。それが彼女であり、怪盗グレネードである。
 彼女はばれない様に工場の中を観察するために近づいていった。



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