Aquairサンプル
◆Opening 04◆運命が明ける日

 その日、空はとても青々と晴れ渡っていた。
 誰もこれから何が起こるか気づいてなどいなかった。
 少女も、そして男達も。

GM:さて、最後にもう一つのオープニングをはさむよ。
一同:おお。
GM:3人のオープニングより少し前の話。

 クラン=ベルの町外れに位置する舟工場。
 静かな仕事場。少女以外には誰もいない。
 少女は壁際にある、棚の前に立ち写真を見る。
 そして胸にかけているペンダントをギュッと握る。
 そこで静寂は打ち破られ、激しい音とともにドアが破られる。
「さーて、今日も来てやったぜ。セーラちゃん」
 そう言うと男たちはなだれ込んでくる。
 彼女は男たちにばれないようにこっそりとペンダントを隠す。
「な、何の用なのよ! お金は無いって言ってるでしょ!」
 そんな少女の言葉を無視して男たちは詰め寄る。
「いやね、それでもお金を返してもらわないとこっちも大変なんだよ」
 そういって男たちは彼女を無視するようにして、
「お前ら、そこらへんから売れそうなもんを探し出せ」と、そう指示した。
 男たちが棚の上をあさろうとすると、少女はそれを止めようとする。
 だが男たちには逆に何かあると思わせてしまったのであろう。
 邪魔をしようとする少女を押しのけて、棚を荒らしていく。
 少女はぺたりと座り込み、呆然とそれを見ている。
 無意識に胸のペンダントを握り、そして何かを願うよう、小さくつぶやいた。
 「助けて……」と。
 そのとき、ずがああああんという音と共に何かが突っ込んできた。

レイン:ぶはあ(一同爆笑)。

 目の前の壁が崩れてくる。
 胸の前に手を組んだような体制のまま、それを見上げる。
 何かが突き刺さっているようだった。
 そして、ドアのようなものが落ちて、そこから顔を出した誰かと目が合った。

GM:といったところでシーン終了。
レイン:了解(笑)。
グレネード:そこで男たちは「ひぃひぃ、お助けを〜」と言って逃げていくんだ。
GM:それはないから(笑)。

 その日、運命は全速力で突っ込んできた。
 いつも通りの日々はあっけなくも崩れ去った。
 しかし彼女はまだ知らない。
 これが後に大きく発展することになるということを。


と、試し読みはここまで!
この続きはコミックマーケット73で発売する本誌で読んでください。
『アリアンロッドリプレイAquair 〜蒼と白の境界線』の詳細はこちらから!


BACK    

Productへ戻る
Topへ戻る