Aquairサンプル
◆Opening 02◆彼女のためにならなんでもできる

 カナン神殿の片隅、『機械技術管理室』と書かれたプレートを下げる部屋。
 その室長室にてクロードは雑務をこなしていた。

GM:よし、じゃあ次はクロードのオープニングだ。
クロード:おうよ。
GM:クロード。今キミはカナンの神殿にて仕事をしている。
クロード:はいよ。
GM:あてがわれた部屋にてキミは雑務をこなしている。
クロード:ほうほう。
GM:そんなところで、ドアをドーンという音と共に蹴破ってキミの敬愛するシルヴァ様が入ってくる(一同爆笑)。
レイン:さすがシルヴァ、蹴破って入ってくるのか。普通に手で開けろよ(笑)。
クロード:これはシルヴァ様、このようなところへよくおいで下さいました。
GM:「んー」そんなことをシルヴァは聞かずキミの元へ詰め寄る。
クロード:はい?
GM:「こおらあ! なぁにやってんのよ!」
クロード:ぶふっ、ええ、えええ? な、なんのことでしょう。
GM:「あんた、あそこになんて書いてあるか読める?」そう言ってシルヴァはドアの横に立てかけてあるプレートを指差す。
クロード:ん、なんて書いてある?
GM:そこには『機械技術管理室』と書かれている。
クロード:そうだよな。そうですね、機械技術管理室と書いてありますね。
GM:「……ちゃんと読めるじゃないあんた」
クロード:ええ、それはもう。
GM:「で、あんたはここの室長。分かってる? 分かってるわよね」
クロード:はい、当然です。
GM:「それなのに!!」バーンと机を叩いて叫ぶ。「あんたは何やってんのよ!」
クロード:ふむ……書類整理を。
GM:「そんなことは聞いてないわよ!」
グレネード:(声を押し殺して笑っている)
GM:「ああもう。あたしが言いたいのは! ついさっきカナンの町外れの工房から東に何か飛び立つのが目撃されたらしいわ!」
クロード:ほうほう。工房から飛び立つ……ついにあの飛行機が完成でもしましたか。
GM:「……なに、あんた知ってたの?」
クロード:ええ、何度か仕事を手伝ったこともありますので。
GM:「ふぅん。それはともかく。現在、飛行技術は一般に浸透してないわ」
クロード:確かに。
GM:「今のところまともに使われているのはこことディアスロンド。他はヴァンスターあたりが隠れて何かしてそうだけどね」
クロード:あそこならやりかねませんな。
GM:「でもそれは基本的に飛行船クラスのものよ」
クロード:ふむ。
GM:「目撃されたのは小型機。小型機の運用、または技術の発表には細心の注意を払うべきなのよ。分かってる? 機械技術室長さん」(一同爆笑)
クロード:なるほど。
レイン:そりゃそうだな。
クロード:今までの技術レベルを上回る発明ってことだからな。
GM:うむ。
クロード:それは分かったんだが。それで私は何をすれば(笑)。
GM:「あそこの工房からはまだ届出が出てないわ」
クロード:ああ、なるほど。
GM:「それとどこかへ飛んでいった模様。もしアレがヴァンスターや他国に見つかったらどうなると思う?」
クロード:……捕獲された後に分解され自分の国で同じものを作ろうとしますね。
GM:「うん。分かってるじゃない」
クロード:それをさせないために、と言う事ですね。
GM:「分かったら……さっさと調査に行かんかい!」(一同爆笑)
クロード:はいただいま行ってまいります!
GM:そうやってキミはシルヴァに蹴りだされた(笑)。
レイン:なんかシルヴァのキャラが活き活きしてるな(笑)。

* * *

GM:話によれば東に飛んで行った模様。
クロード:この町から東というと。ラインかクラン=ベルだな。
GM:うむ。
クロード:……まぁあんなもんが飛んでたらそれなりに話題になるだろうし。
グレネード:当然だな(笑)。
GM:至極当然だ(笑)。
クロード:各神殿に通信石ぐらいあるかな?
GM:うん、あるかな。
クロード:じゃあそれぞれラインとクラン=ベルの神殿に連絡を入れて、そういったのを見なかったから聞いてからどこに行くか決めようかね。
GM:うむ。そうだな、じゃあクラン=ベルの方に連絡するとこういった情報が聞ける。「先ほど何かが飛んできて墜落した模様ですが」と。
グレネード:モロだな(笑)。
クロード:あー……落ちたか。ふむ、ではすぐにそちらに向かって調査にかかりますので……そうですね、落ちた物と操縦していた者の保護をお願いできますか。
GM:「はっ」
クロード:まぁいろいろと実物を見たり話を聞いたりしなければなりませんので。
GM:「はっ」
クロード:ではよろしくお願いしまーす。すぐにそちらに向かいます。
GM:うむ。ちなみにクラン=ベルに向かうには転送装置を使えばすぐ行けるぞ。
クロード:だろうね。神殿はこういうときに便利だ。
グレネード:だなぁ。
クロード:ではシルヴァ様のために是非あの機械の情報を手に入れてこよう。
GM:(笑)。ではそんなところでシーンアウト。
クロード:おう。

 クロードはそうやってクラン=ベルへと向かった。
 彼の頭にあるのはシルヴァのことだけ。
 シルヴァ様のためなら何でも出来る。その言葉を体現したような男である。
 だからこそ今回も彼は全力で任務をこなすのであった。



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