Scarlettサンプル
アリアンロッドリプレイScarlett

◆Opening 03◆どこもかしこも『腹黒い』

GM:じゃあ次のシーンだ。では今度は忘れずにハンドアウトを(笑)。

PCB
コネクション:ラキシュ・アルトナム
関係:上司
推奨クラス:プリーストorパラディン
レベル:追加経験点820点
キミはヴァンスター神殿にて修行に明け暮れる神官だ。
しかし、近頃の日々の忙しさに追われ思うように修行に勤しむことが出来ない。
自由な時間を求めるキミに今日もまた神殿の副神官長であるラキシュから呼び出しがかかる。
また仕事か、と思ったキミに言い渡されたのは少し趣が異なるコトだった。

GM:という感じー。おーけー?
あか:ういー。
GM:うーし、じゃあオープニング入るぞー。
あか:いや、まてまてまて。
GM:あ、ああすまんすまん。キャラ名とかよろしくっ。
あか→カッツ:キャラ名がカッツ。まぁ言うまでもなくプリーストで、サポートがメイジのヒューリン。普通に神殿で修行してーよ! とか思いながらも色々とこき使われてるかわいそうな人ってことで。
GM:おう。
カッツ:んで癖が嘘をつくときに必ず腕組みをしている。
GM:モロバレじゃねーか!

 カッツはライフパスで「独特な癖」を振っていたのである。

カッツ:でも逆に考えて嘘つかないときでも普通に腕組みしてそうな気がしたんだが、あえて気にしない方向で。
ジーク:まぁでも嘘つくときだけじゃないだろうけど。
カッツ:怪しいこと言ってるときに腕組んでたら「ああこいつ嘘ついてるんだな」みたいな(笑)。
GM:ダメじゃん(笑)。
カッツ:知ってる人はそう思うんだ。
GM:年齢は?
カッツ:22ー。
GM:おーけー。また最年長(笑)。

 カッツの中の人は年上のキャラをやっているのが多いのである。

GM:そんなところ?
カッツ:そんなところー。
GM:じゃあオープニングに入ろう。

* * *

GM:ではキミはラキシュから呼び出され、ラキシュの元へと向かっているところだった。
カッツ:カツカツカツと。
GM:そうやってキミはラキシュの部屋へと辿りつく。神殿の奥のほうにある部屋で、ラキシュが静かな場所を好むためこの部屋を特別に貰ったのだそうだ。
ジーク:なるほど。
GM:重厚そうな扉がキミの前にある。
カッツ:コンコン。ラキシュ様いらっしゃいますか。
GM:「入りなさい」と声がする。
カッツ:では失礼します。
GM:「おお、来ましたかカッツ」とラキシュがキミを見る。
カッツ:今回のご用件は一体?
GM:「ええ、用件は手早く済ませましょう。先日ゼダン様が管理するお屋敷に賊が入ったそうです」
カッツ:ふむふむ。
GM:「屋敷はムーヴァン山脈の麓にあります。これは基本的に誰にも公表していません」
カッツ:なるほど。
GM:「そこで賊は一番厄介なモノを持っていきました」と、ここでラキシュは一枚の似顔絵を手渡す。
カッツ:受け取る。
GM:そこにはブロインドの長い髪の少女が描かれている。「この娘です。名前はクレア。本名はクレア・スカーレット。過去におけるヴァンスター帝国の進軍の際に滅ぼされた亡国の姫君です。国を滅ぼされゼダン様に捕らえられそのままなのです」ラキシュは続ける。「ゼダン様はコレを公になる前に隠蔽するつもりのようです。まぁ私としても公になって欲しいわけでもないのですが」とラキシュは少し自嘲気味に軽く笑う。
カッツ:うんうん。
GM:「ここで、何やらキナ臭い感じがするわけですよ。そこでカッツ。あなたにもクレア様の捜索に行ってもらおうと思います」
カッツ:分かりました。
GM:「ゼダン様がクレア様の捜索に一人兵を出すようです。あなたにはソレに同行してもらいましょう」
カッツ:うん。
GM:そこでラキシュはキミの方をジッと見て。「ですがそれは表向きです」
一同:こっちもかあああああああ(一同爆笑)。
レイリア:どこまで黒いんだヴァンスター(笑)。
GM:「クレア様の捜索は行わなければなりません。そこで貴方には捜索を行いつつ随時ゼダン様の動向も探って貰います」
レイリア:あははははは(笑)。
カッツ:なるほど。
GM:「きっと同行者はゼダン様と連絡を取り合うことでしょう。その様子を調査して下さい」
カッツ:つまり救出に見せかけて相手側の情報を探ってこいということですね?
GM:「ええ、その通りです」とニヤリと笑う。「ゼダン様が単に少女一人の為に動くとは考えにくいことです。きっとその裏に何か隠していることでしょう」
カッツ:なるほど。
レイリア:神殿まで黒かったらヴァンスター終わりだな(笑)。

 ひどい言われようである。

GM:「手に入れた情報は随時私に連絡を入れて下さい」
カッツ:分かりました。
ジーク:要するに剣のことは知らずとも何かあると睨んでいるわけだ。
GM:その通り(笑)。
ジーク:鼻がいいな、この神殿。
GM:(笑)。「合流は明日、この神殿にて行います。それまでに準備をしておいて下さい」
カッツ:分かりました。
GM:「ああ、忘れてました。これを渡しておきましょう」とラキシュは机の上に水晶球のようなものを置く。
カッツ:連絡用か。
GM:そう。「通信石です。おそらくクレア様はアルフィオレへと渡っていることでしょう。私のところへは神殿の転送装置経由でいつでも来ることができますが、これがあれば来る必要も無いでしょう」
カッツ:つまりいちいち会いに来るなということですね。
GM:「はっはっは、そうはいってませんよ」
レイリア:乾いた笑いが(笑)。
GM:「いえいえ、決して私に会いに来る暇をも……」
カッツ:暇をも惜しんで情報収集に勤しめということですね。
GM:「そういうことですよ。分かってるじゃありませんか」
カッツ:あくまで冗談ですよ。
GM:「はっはっはっは」声は笑ってるけど顔が笑ってない笑い声が(一同爆笑)。
レイリア:こわっ!?
カッツ:きっと腕でも組んでたんだろうな(笑)。
GM:(笑)。で、ラキシュはその笑みを浮かべたまま「それではお願いします」と言う。
カッツ:ええ、分かりました。ではまた明日こちらへ。
GM:じゃあ、こんなところでシーンエンドー。

 ラキシュの部屋を出るとカッツは大きな溜息をついた。
 こうして休む暇もなく任務が与えられる。
 いつになったら修行に専念できるのか。
 カッツはもう一度大きな溜息をついて自室へと戻った。





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